Claude実践シリーズ 第1回 | 所要15分

Claudeは「使う前」に
整えると、別物になる。

同じAI・同じ質問でも、答えの質は人によって変わります。理由は才能ではなくワークスペースの設定。この記事は、初めての方が15分で「正しい土台」を作りきるための、手順書です。

案内役はこの子、うごく君。つまずきやすいポイントを、先回りして教えます。
うごく君より

こんにちは、うごく君です。「Claude、登録はしたけど質問して終わり」——これ、いちばん多い“もったいない”です。この記事を上から15分やり切ると、次の状態になります。

  • 迷子にならないアカウントの入口が1本に決まる
  • 自分に合ったプランと、その費用対効果が数字で分かる
  • メモリ・スタイル・プロフィールで「毎回の前置き」がゼロになる
  • 仕事用のプロジェクトが1つ完成し、明日から即戦力になる
  • コネクタ・スキル・Cowork=自立型AIへの入口が見える
30秒でわかる

「AIワークスペース」って、
結局なにを整えるの?

難しい話ではありません。整える場所は、たった3層。上から順に固めるだけです。

🔑

1. 土台
= アカウントとプラン

入口を1本に決め、使う量に合ったプランを選ぶ層。ここがブレると、履歴も設定も分裂します。

🧠

2. 記憶
= メモリ・スタイル・指示

「あなたが誰で、どんな文体が好きか」をAI側に置いておく層。毎回の前置きが消えます。

🗂️

3. 現場
= プロジェクトと接続

案件ごとの資料・ルールをまとめ、外部ツールやPCとつなぐ層。ここまで来ると“自立型”が動きます。

CLAUDE MASTER | LESSON 01

第1回:Claudeの基礎
― 正しいAIワークスペースの設定方法 ―

パソコンが得意でない方でも、上から順に進めるだけで終わるように作りました。所要時間の目安は合計15分です。

💡 最初にこれだけ

AIの成果は「良いプロンプト」より先に、良いワークスペースで決まります。プロンプトは毎回書き直す“消耗品”ですが、設定は一度やれば効き続ける“資産”。だから最初の15分の価値がいちばん高いのです。

なぜ「設定」だけで、ここまで差がつくのか

AIは、渡された情報の範囲でしか考えられません。差はここで生まれます。

POINT 01

毎回ゼロから説明している人 vs していない人

設定を整えていない人は、毎回「うちは群馬の建設会社で、社員は◯人で…」から始めます。1回3分×1日5回×20日=月5時間。この前置きを設定に逃がすだけで、丸ごと消えます。

POINT 02

AIの「地力」ではなく「前提」の差

同じ質問でも、会社の資料・過去のやりとり・文体の好みを知っているAIの答えは別物です。賢さは買えないが、前提は設計できる——ここがプロと初心者の分かれ目です。

失敗しないための、たった2つのルール

RULE 01

入口は「Googleで続ける」に固定する

最初に Continue with Google で登録したら、2回目以降もずっと同じボタン。方法を混ぜると別アカウントができ、履歴もプロジェクトも消えたように見えます。最初の1分で決めてください。

RULE 02

「入れていい情報」の線を先に引く

設定より先に決めるべきは社内ルール。お客様の個人情報・カード番号・未公開の見積などは入れない、と最初に線を引いておけば、あとで慌てません。

うごく君のひとことこの記事は上から順にやれば15分で終わるよ。全部やる時間がない日は、STEP1・3・5の3つだけでも効果が出るから安心してね。
STEP1
3分 | ACCOUNT
アカウントを作り、入口を1本に決める

Claudeは、Anthropic(アンソロピック)が提供するAI。Googleアカウント(〇〇@gmail.com)があれば、そのままログインできます。

Claude を開く ↗
  1. 公式サイト claude.ai を開く(広告や似た名前のサイトに注意)
  2. 「Continue with Google(Googleで続ける)」を選ぶ
  3. 使うGoogleアカウントを選び、電話番号のSMS認証
  4. ログインできたら、その場でブックマークに入れる
  5. スマホにも公式アプリを入れ、同じ入口でログイン
⚠️ ここでの一番の落とし穴
2回目以降にメールアドレス+パスワードで入ると、空っぽの別アカウントが生まれます。「昨日の会話が消えた」の正体はほぼこれ。入口は生涯1本に固定しましょう。
うごく君のひとこと会社で使うなら、個人のGmailではなく会社ドメインのGoogleアカウントで作るのがおすすめ。退職・引き継ぎのときに揉めないよ。
STEP2
2分 | PLAN & COST
プランを選ぶ(費用対効果で決める)

まずは無料で十分。ただし「毎日仕事で使う」なら、有料化の損益分岐は驚くほど早く来ます。数字で判断しましょう。

2026年7月時点の料金の目安
プラン月額の目安こんな人に
Free(無料)0円まず試す。1日数回の利用なら十分
Pro$20(約3,000円)
年払いで実質$17前後
毎日仕事で使う個人・社長。最初の有料はここ
Max 5x$100(約15,000円)上限に毎日ぶつかる人・長文処理が多い人
Max 20x$200(約30,000円)AIを業務の中心に据えたヘビーユーザー
Team$25前後/1ユーザー5名以上でルールを揃えて使う会社
公式の最新料金を見る ↗
費用対効果は、この式だけで判断できる
✕ ありがちな判断
「月3,000円は高い気がする」
→ 感覚だけで決めると、たいてい見送って終わる
◎ 正しい判断
あなたの時給 × 月に浮く時間 > 月額
→ 数字にすると、答えは一瞬で出る
あなたの時給Pro(約3,000円)の元が取れる時間実感
1,500円(現場スタッフ)月2時間週30分の時短で回収
3,000円(管理職)月1時間議事録2本ぶんで回収
10,000円(経営者)月18分実質、考えるまでもない

現実的には、メール・議事録・資料の下書きだけで1人あたり月5〜15時間が浮きます。迷ったら「Proを1か月だけ試して、浮いた時間を記録する」が最短の答え合わせです。

うごく君のひとこといきなりMaxはいらないよ。まずFreeで1週間 → 上限に当たるようになったらPro、が失敗しない順番。会社で3人以上使い始めたらTeamも検討してね。
STEP3
3分 | MEMORY & PRIVACY
メモリとデータ設定を整える(最重要)

ここが第1回の山場。メモリをONにすると、Claudeが会話をまたいであなたのことを覚えるようになります。2026年3月からは無料プランでも使えます。

  1. 画面左下(スマホは右上)の設定を開く
  2. 機能(Features)から「メモリ」をONにする
  3. 同じ画面で過去チャットの検索・参照も確認(有料プランで強力に)
  4. プライバシー/データ管理で、学習利用の設定を自分の方針に合わせる
  5. 表示言語が英語なら、設定で日本語に変更
「覚えさせる」と「覚えさせない」の使い分け
覚えさせる 効率が跳ね上がる情報
  • 会社名・業種・地域・従業員数などの基本情報
  • 自分の役割(社長/営業/現場監督 など)
  • よく使う文体・敬語のレベル・NGワード
  • 進行中のプロジェクト名と、その目的
覚えさせない 入れてはいけない情報
  • お客様の氏名・住所・電話番号などの個人情報
  • クレジットカード番号・口座情報・パスワード
  • 未公開の見積・原価・契約書の生データ
  • 他社から預かった秘密保持契約の対象情報
⚠️ メモリを使う前に決めること
メモリは便利ですが、「一度覚えたことは、次の会話にも出てくる」のが本質です。人に見せる画面で使う可能性があるなら、個人情報や社外秘は最初から入れない。これだけ守れば怖くありません。オフにしたい場合は、設定→機能のトグルで停止できます。
うごく君のひとこと「覚えて」と伝えれば、その場で記憶に足せるよ。逆に「今のは覚えないで」も有効。設定画面から、覚えている内容の確認・削除もできるから、月1回の棚卸しがおすすめ。
STEP4
2分 | STYLE & PROFILE
文体と自己紹介を、先に登録しておく

「もっと簡潔に」「もっと丁寧に」を毎回言っていませんか。文体はスタイル機能、あなたの立場はプロフィール(個人設定)に一度書けば、以後ずっと効きます。

  1. 設定からスタイルを開き、既定のスタイルを選ぶ(簡潔/説明的 など)
  2. 合うものがなければカスタムスタイルを作成し、下のテンプレを貼る
  3. 設定のプロフィール/個人の指示に、自己紹介と希望を書く
📋 プロフィール(個人の指示)テンプレ
【私について】
・氏名/役職:〔例:山田太郎/代表取締役〕
・会社:〔例:群馬県伊勢崎市の建設会社。社員20名〕
・主な業務:〔例:見積作成、現場管理、採用、SNS発信〕

【回答のしかた】
・結論から先に、その後に理由を3つまで。
・専門用語は使うたびにカッコで補足する。
・不確かな点は「不確か」と明記し、推測と事実を分ける。
・私が判断すべきことは、選択肢と判断基準を提示して。
・長い回答は見出しと箇条書きで整理する。
📋 カスタムスタイル(社外向け文書用)
あなたは日本の中小企業の広報担当です。
・敬語は丁寧語を基本とし、過度なへりくだりは避ける。
・1文は50字以内。専門用語は言い換える。
・誇大表現(絶対・必ず・No.1)は使わない。
・最後に「送る前の確認ポイント」を3つ添える。
こんな違いが出ます
✕ 設定なし
「メールを書いて」→ 一般的すぎる文章が返り、結局7割書き直し
◎ 設定あり
「メールを書いて」→ 自社の立場・文体・長さに沿った、そのまま送れる下書き
うごく君のひとことスタイルは用途ごとに複数持てるよ。「社外向け・社内向け・SNS用」の3つを作っておくと、切り替えるだけで文体が変わって気持ちいいよ。
STEP5
3分 | PROJECTS
仕事用の「プロジェクト」を1つ作る

プロジェクトは、案件ごとの専用の作業部屋です。資料(ナレッジ)とルール(カスタム指示)を置いておくと、その部屋の会話では毎回それを踏まえて答えてくれます。

  1. 左メニューのプロジェクトから「新規作成」
  2. 名前を付ける(例:見積・請求 採用・求人 SNS発信
  3. カスタム指示に、その部屋のルールを書く(下のテンプレ)
  4. ナレッジに、過去の資料・テンプレ・価格表などを入れる
  5. 以後、その話題は必ずこの部屋で話す
📋 プロジェクトのカスタム指示テンプレ
【この部屋の目的】
〔例:外注先へ出す見積書の作成と、条件交渉の下書き〕

【前提】
・会社:〔社名・業種・地域・規模〕
・お客様像:〔誰に売っているか〕
・ナレッジに入れた資料:〔価格表/過去の見積/規定〕

【必ず守ること】
・金額はナレッジの価格表からのみ引用し、推測しない。
・不足情報があるときは、作る前に質問すること。
・出力は「①要点 ②本文 ③確認事項」の3構成にする。
最初に作るなら、この4つがおすすめ

🧾見積・請求の部屋

  • ナレッジ:価格表・過去の見積・約款
  • できること:見積の下書き、条件交渉文、値上げ説明文

🧑‍🔧採用・求人の部屋

  • ナレッジ:求人票・面接評価軸・社員インタビュー
  • できること:求人原稿、スカウト文、面接質問の設計

📣SNS・発信の部屋

  • ナレッジ:過去の投稿・反応の良かった型・NG表現
  • できること:投稿案の量産、コメント返信、企画出し

🏠暮らしの部屋

  • ナレッジ:家族構成・アレルギー・予定・好み
  • できること:献立と買い物リスト、旅行計画、手紙の下書き
⚠️ 部屋を作りすぎない
最初から10個作ると、どこで話したか分からなくなります。まず1つ、慣れたら3つまで。使わない部屋は定期的に整理しましょう。なお、部屋をまたいで情報は自動共有されません。共通で使いたい資料は、両方のナレッジに入れておくのが確実です。
STEP6
2分 | CONNECT
外とつなぐ ― 自立型AIへの入口を開ける

ここまでで「賢い相談相手」は完成。最後に、Claudeを手を動かせる側に引き上げる入口を確認します。全部やらなくてOK。今日は「存在を知って、1つだけ触る」で十分です。

つなぎ方は、大きく3つ
  • コネクタ(MCP):Google ドライブ・カレンダー・Slack・Notionなど、いつも使う道具とつなぐ。資料を探す・予定を確認する、が会話の中で完結します。
  • スキル:あなたの会社のやり方を「指示書」として登録する仕組み。同じ手順を毎回説明しなくてよくなります。
  • Cowork/Claude Code:パソコンのファイルを直接読み書きし、自分で計画を立てて作業を進める“同僚型”。Coworkはデスクトップアプリ限定で、有料プランで利用できます。
まず1つだけ試すなら
  1. 設定のコネクタを開く
  2. Google ドライブなど、業務で毎日使うものを1つ接続
  3. 「ドライブから先月の議事録を探して、決定事項だけ表にして」と頼む
⚠️ 接続の権限は最小限に
つなぐ相手が増えるほど、AIが見られる情報も増えます。①業務で本当に使うものだけ ②共有フォルダは範囲を絞る ③退職者・外部委託の権限は定期点検。会社で使うなら、接続の可否は必ず責任者が判断してください。
うごく君のひとことここまで来たら第1回は合格! コネクタの詳しい話は「Claude×50ツール連携ガイド」、Coworkは「Claude Coworkって何?」の記事で深掘りしているよ。

15分の設定・最終チェックリスト

やること目安できたか
入口を「Googleで続ける」に固定3分
プランを決める(まずFree or Pro)2分
メモリON/データ設定の確認3分
スタイル+プロフィールを登録2分
プロジェクトを1つ作る3分
コネクタを1つ接続してみる2分

「どこでやるか」の使い分け表

同じClaudeでも、使う場所で向き不向きがあります。迷ったらこの表に戻ってください。

やりたいこと通常チャットプロジェクトCowork/Code
単発の質問・言い換え◎ 最速△ 大げさ
自社ルールに沿った文書作成◎ 本領
長期の案件を継続して進める×
PC内のファイル整理・大量処理×◎ 自立型の出番
資料・スライドの一括作成
スマホから思いついたとき△ PC前提

🤝 いちばん効く流れ

プロジェクトで
下書き
Coworkが
ファイル化・整理
自分で
最終判断

考えるのはプロジェクト、手を動かすのはCowork、決めるのは人。ひとことで言えば——前提はワークスペースに置き、作業はAIに渡し、判断だけ手元に残す。

設定が済んだら効く、「お願いの型」

ワークスペースが整っていれば、プロンプトは短くて済みます。足すのはこの4つだけ。

1
だれに向けて?例:取引先/新入社員/お客様
2
何をしてほしい?例:要約する/比較する/下書きする
3
どんな形で?例:表/箇条書き5つ/300字
4
どう判断する?例:根拠を明記/不確かなら質問して
📋 そのまま使えるテンプレ
〔だれに〕向けに、〔してほしいこと〕を、
〔形式:表/箇条書き/字数〕で作ってください。
不足している情報があれば、作る前に質問してください。
根拠になった資料名も、最後に添えてください。
【材料】
〔元になる情報を貼り付け〕
📋 設定できているか、AIに確認する呪文
あなたが今の私について把握していることを、
箇条書きで教えてください。
そのうえで、私の仕事をもっと助けるために
追加で覚えておくべき情報を5つ提案してください。

最後の呪文は、設定直後に必ず1回試してください。「AIから見た自分」が分かり、足りない設定がその場で見つかります。

整えたワークスペースを、どこで活かすか

設定は「仕事専用」ではありません。同じ土台が、暮らしの側でもそのまま効きます。

仕事 今日から効く場面
  • メール・案内文・お詫び文の下書きと言い換え
  • 会議メモを議事録へ(決定事項・宿題・期限に整理)
  • 長い契約書・仕様書・補助金要領の要点抽出
  • 見積根拠の整理、値上げ・条件変更の説明文づくり
  • 求人原稿、面接質問、評価コメントの下書き
  • クチコミ返信、SNS投稿、チラシのキャッチ案
  • アンケート・売上データの集計と、傾向のことば化
  • 新人教育用のマニュアル・手順書の整備
私生活 暮らしが軽くなる場面
  • 1週間の献立づくりと、買い物リストの自動生成
  • 役所の書類・保険・年金の説明を、やさしい言葉に
  • 手紙・スピーチ・弔辞・お礼状の下書き
  • 子どもの宿題の「なぜ?」を、学年に合わせて解説
  • 旅行の行程づくり、持ち物リスト、費用の試算
  • 家計の見直し(固定費の洗い出しと優先順位づけ)
  • 資格勉強の要点まとめ・クイズ出題・進捗管理
  • 写真整理や書類の分類ルールづくり
うごく君のひとことプライベートで使い慣れた人ほど、仕事での応用が早いよ。まずは「今夜の献立」から。使う回数が、そのまま上達スピードだよ。

ここに「自立型AI」が加わると、何が起きるか

チャット型は相談相手。自立型(エージェント)は、計画を立てて作業を完了させる同僚です。土台が整っているほど、任せられる範囲が広がります。

🗂️散らかった資料が片づく

  • PC内のファイルを読み、規則どおりに命名・分類
  • 複数の見積・請求書から一覧表を作成
  • 古い書類の棚卸しと、要・不要の仕分け案

📊定例レポートが自動になる

  • 売上データを読み、月次レポートの下書きまで
  • 店舗・現場ごとの比較表とグラフを一括作成
  • 前月比の異常値を見つけて、確認事項を提示

🔗ツールをまたいで動く

  • カレンダーと議事録を突き合わせ、宿題の抜けを検出
  • ドライブの資料を元に、提案書の初稿を生成
  • 問い合わせ内容を分類し、担当と定型返信を振り分け

🏠暮らしの側でも

  • レシートの写真から家計の集計表を作る
  • 旅行候補を比較し、条件つきの行程表に落とす
  • 大量の写真を、日付とテーマで整理
⚠️ 自立型に任せる前の、4つの注意点
①いきなり本番に使わない:まずコピーしたフォルダで試す。②取り消せない作業は任せない:削除・送信・支払いは人が実行する。③作業ログを必ず見る:何をどう変えたかを確認してから採用する。④責任は人に残る:AIが作っても、出した文書の責任はあなたのものです。
うごく君のひとこと自立型は「新人に仕事を頼む」のと同じ。指示が曖昧なら結果も曖昧、手順書(スキル)があれば安定する。だから第1回で土台を整えたことが、そのまま効いてくるんだ。

このシリーズの進み方

1第1回:Claudeの基礎(この記事)

正しいワークスペースの設定。アカウント・プラン・メモリ・スタイル・プロジェクト・接続まで15分で。

2第2回:伝わる頼み方

プロンプトの型と、うまくいかないときの直し方。社内で共有できる定型文の作り方まで。

3第3回:資料とデータを渡す

ファイル・長文・数字の扱い方。要約・比較・分析を、間違えさせない渡し方のコツ。

4第4回:自立型に任せる

コネクタ・スキル・Coworkで、作業そのものを渡す。安全に運用するための社内ルールづくり。

うまくいかない・困ったとき

昨日までの会話が消えた/プロジェクトが見当たらない
ほぼ確実に、別アカウントに入っています。登録した方法(Googleで続ける)と同じ入口から入り直してください。複数のGoogleアカウントを使っている方は、ログイン中のアカウントも確認を。
設定したのに、前提を踏まえてくれない
①メモリがONか、②その話題を該当プロジェクト内でしているか、③プロフィールに書いた内容が具体的か、の順に確認を。「あなたが把握している私の情報を教えて」と聞くと、原因がすぐ分かります。
回答が長すぎる/短すぎる
スタイル設定で調整するのが根本解決です。その場で直すなら「300字で」「箇条書き5つで」と形式を指定してください。
上限に達しました、と表示される
無料・有料とも利用量に上限があります。一定時間待つと回復します。毎日ぶつかるなら、有料プランへの切り替えが費用対効果に見合うサインです。
画面が英語のまま/ログインが進まない
設定から表示言語を日本語に。ログインが進まないときは、別ブラウザ・シークレットウィンドウ・VPNオフを順に試し、それでもだめなら時間をおいて再試行を。

会社で使うなら、この4点だけ先に決める

1入れていい情報の線引き

個人情報・カード情報・未公開の数字は入れない。判断に迷う情報は、責任者に確認してから。紙1枚のルールで十分です。

2アカウントの管理

会社ドメインのアカウントで作成し、私物アカウントとの併用を避ける。退職時の停止手順も決めておきましょう。

3出力の確認責任

AIはもっともらしく間違えます(ハルシネーション)。数字・固有名詞・法令・金額は、必ず人が原典で確認してから使う。

4勝手に増やさない(シャドーAI対策)

各自が別々のツールを無届けで使い始めると、情報の行き先が追えなくなります。使うツールと接続先は、一覧で管理を。

よくある質問

無料のままでも、この設定はできますか?
はい。アカウント設定・メモリ・スタイル・プロフィールは無料でも整えられます(メモリは2026年3月から無料プランにも開放されました)。プロジェクトの作成数や共有、Coworkなど一部の機能は有料プランが前提です。まず無料で土台を作り、上限にぶつかったらProへ、が失敗しない順番です。
ChatGPTも使っています。両方いりますか?
併用が現実的です。画像生成や幅広い試行はChatGPT、長文の読み込み・自然な日本語・資料に沿った作業はClaudeが得意。どちらか一方に絞るより、役割で分けたほうが成果は上がります。詳しくは「使い分け完全マニュアル」の記事へ。
入力した内容は学習に使われますか?
扱いはプランと設定で変わり、改定もあります。設定のプライバシー/データ管理で現在の状態を確認し、方針に合わせて変更してください。迷う場合は「機密は入れない」を原則にすれば、設定に関わらず安全です。
スマホだけでも大丈夫ですか?
日常利用は問題ありません。同じアカウントでログインすれば、設定もプロジェクトも共有されます。ただしCowork(PCのファイルを操作する自立型機能)はデスクトップアプリ限定です。
社員に展開したいのですが、何から?
①入れていい情報のルールを紙1枚で配る ②全員でこの記事の15分設定を実施 ③共通のプロジェクトを1つ作って業務で使う、の順です。ツールを配るだけでは定着しません。「同じ設定・同じ部屋」で始めるのが、いちばん早い研修になります。
15分やる時間が今日はありません
STEP1(入口の固定)とSTEP3(メモリ)の2つだけ、合計6分でも効果があります。残りは週末に。設定は一度やれば効き続ける資産なので、途中まででも損はしません。
無料AI化診断

設定は済んだ。
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所要時間は数分です。スマホからそのまま回答できます。