AIは「賢い部下」ではなく、指示の仕方で別人になる部下です。この記事には、経営判断・営業・人・数字・現場・私生活まで、コピペしてそのまま使える100個の指示文を並べました。今日、1つ試すところから。
案内役はこの子、うごく君。「どれから使えばいいか」も先回りして教えます。こんにちは、うごく君です。「AIに聞いてみたけど、当たり障りのない答えしか返ってこない」——それ、AIが悪いんじゃなくてお願いの仕方だけの問題です。この記事を読み終えると、こうなります。
全部を覚える必要はありません。「誰の代わりをさせるか」で3つに整理すると、迷いが消えます。
頭の中のモヤモヤを言語化し、選択肢を並べ、反対意見をぶつけてもらう。社長がいちばん欲しい「壁打ち相手」の役です。
メール・議事録・求人票・稟議書・SNS投稿。「社長がやらなくていい作業」を丸ごと肩代わりさせる役です。
競合調査・法改正・補助金・業界動向。長い資料を読ませて「結論だけ3行で」と言える役です。
パソコンが得意でない方でも、コピーして貼るだけで始められるように作りました。〔 〕の中を自分の会社の言葉に変えるだけです。
社長のプロンプトは「命令」ではなく「委任」です。新人に仕事を渡すときと同じで、①誰として ②何を ③誰のために ④どんな形で ⑤どこまで——この5つを渡せば、AIの答えは別物に変わります。逆にこれが無い質問は、当たり障りのない一般論しか返ってきません。
最初の答えは「たたき台」。「もっと具体的に」「うちは従業員12名の建設業。前提を踏まえて書き直して」と返すだけで精度が跳ね上がります。AIは会話するほど賢くなります。
お客様の個人情報・未公開の決算数値・従業員の評価はそのまま貼らない。「A社」「従業員B」と置き換えてから渡すか、法人向けプラン(学習に使わない設定)を使うのが鉄則です。
100個を丸暗記する必要はありません。この5要素だけ押さえれば、あとは全部自分で作れます。
プロンプトの世界は、この1〜2年で段階が変わりました。今どこにいるかを知っておくと、100選の使い方が変わります。
「〇〇を書いて」と1回聞いて、1回答えてもらう。ほとんどの人が今もここ。効果は「作業時間の短縮」まで。
決算書・議事録・写真・PDFを読ませて答えさせる(マルチモーダル)。自社の実情を踏まえた答えが返り、「判断の質」が上がる段階。
自律型AI(AIエージェント)が、調べる→作る→送るまでを自分で段取りして実行する。プロンプトは「指示書」から「業務委託契約書」へ。
社長がいちばん孤独になるのが「決める」瞬間。AIは正解をくれませんが、見落としと反対意見を必ず出してくれます。相談相手がいない夜中の2時にも使えるのが最大の価値です。
あなたは中小企業専門の経営コンサルタントです。 【当社】〔業種・地域・従業員数・年商規模〕 【悩み】〔今いちばん迷っていること〕 この件について、 ①前提として確認すべき事実を5つ質問 ②その後、取りうる選択肢を3案(メリット・デメリット・必要資金・想定期間つき) ③あなたの推奨案とその理由 ④この判断で最も見落としやすいリスク の順で答えてください。専門用語は使わず、経営者に説明する口調で。
私は今〔やろうとしている決断〕を実行しようとしています。
あなたは私に反対する立場の役員です。
遠慮せず、この決断が失敗する理由を5つ、根拠つきで指摘してください。
そのうえで「それでも実行するなら、最低限これだけは守れ」という条件を3つ挙げてください。
成果が数字で見えるので、社内にAIを広める最初の実績づくりに最適です。まずはチラシ1枚・投稿1本から。
あなたは反応率で評価されるコピーライターです。 【商品】〔商品名と特徴を箇条書き〕 【お客様】〔年齢・性別・困りごと〕 【使う場所】〔店頭POP/チラシ/ECの商品ページ〕 この商品の紹介文を、切り口を変えて3案。 各案に「狙った感情」と「想定される反論と、その打ち返し」も付けてください。 誇大表現・断定的な効果効能はNG。景品表示法に触れる表現は避けてください。
以下は同業他社で反響が大きかった投稿です。
〔投稿本文を貼る/URLではなくテキストで〕
①なぜ伸びたのか、構成(冒頭・展開・締め)と心理トリガーに分解
②真似すべき「型」だけを抽出(表現の丸写しはしない)
③その型に当社〔自社の商材・実績〕を当てはめた投稿案を3本
④それぞれ、想定される批判コメントと返信案も
著作権に配慮し、文章の複製ではなく構造の再現に留めてください。
中小企業の社長が最も時間を取られ、最も消耗するのが「人」。AIは感情を挟まずに、伝え方の選択肢を出してくれます。
あなたは中小企業の人事の専門家です。 【状況】〔何が起きているか。個人名は「Aさん」に置き換える〕 【関係性】〔勤続年数・役割・普段の関係〕 【私の狙い】辞めさせたいのではなく、改善して続けてほしい。 この人に伝える言い方を、 ①事実の指摘 ②相手の言い分を聞く問い ③期待の伝え方 ④次回までの約束 の4ステップで、そのまま話せるセリフとして書いてください。 パワハラと受け取られる表現は避け、なぜその言い方が有効かの解説も添えて。
あなたは中小企業の採用に強い求人ライターです。 【会社】〔業種・地域・人数・雰囲気〕 【募集職種と条件】〔仕事内容・給与・休日・必要資格〕 【本音】〔きつい点・逆に自慢できる点〕 ①この条件で応募が集まらない理由の仮説を3つ ②きつい点を隠さず、それでも応募したくなる書き方の求人票(見出し+本文) ③同業の求人と差がつく「この会社ならでは」の一文 の順で。誇張はせず、入社後のギャップが出ない表現でお願いします。
「税理士の説明が分からないまま頷いている」——これをやめられます。AIは数字を日本語に翻訳する通訳として優秀です。
あなたは中小企業の財務に詳しい会計士です。 以下は当社の月次の主要数値です(比率のみ)。 売上前年比〔◯%〕/粗利率〔◯%〕/人件費率〔◯%〕/ 家賃比率〔◯%〕/営業利益率〔◯%〕 ①この数字から読み取れる当社の状態を、経営者向けに5行で ②同業種の一般的な水準と比べて、危険な項目を指摘 ③来月すぐ手を打つべきことを、効果の大きい順に3つ ④税理士に確認すべき質問を3つ 専門用語には必ずカッコで平易な言い換えを添えてください。
効果を最も実感しやすいカテゴリ。ここだけで週3〜5時間が浮く社長は珍しくありません。まずここから始めるのが正解です。
以下のメールへの返信を書いてください。 【相手】〔取引先/お客様/初対面 など〕 【こちらの意図】〔断りたい/日程を延ばしたい/値上げを伝えたい など〕 【元のメール】 〔本文を貼り付け〕 A案:丁寧で穏やか B案:簡潔で事務的 C案:関係を深める一言つき の3案を、それぞれ200字程度で。件名も付けてください。
以下は会議の文字起こし(またはメモ)です。
〔貼り付け〕
①決定事項
②やること(担当者・期限つきの表)
③保留・次回持ち越し
④発言の中にあった重要な懸念や反対意見
の4部構成で議事録にしてください。
発言者名は伏せ、事実と意見を分けて書いてください。
社長がAIを使えるようになった次は、現場に配る段階。ここまで来ると効果が全社に広がります。
あなたは業務改善とAI導入のコンサルタントです。
当社で毎週発生している面倒な業務は以下です。
〔箇条書きで10個ほど。各業務の頻度と所要時間も添える〕
これらを、
A:今すぐAIで置き換えられる
B:手順を整えればAI化できる
C:人がやるべき(AI化しない方がいい)
の3つに仕分けて表にしてください。
Aについては具体的な進め方と、想定される月間削減時間も。
Cについては「なぜ人がやるべきか」の理由も書いてください。
ここを飛ばす社長が多いのですが、逆です。私生活で毎日触るから、仕事でも自然に使えるようになる。上達の近道はこちらにあります。
今、私の頭の中にあることを全部書き出します。
〔順不同・箇条書きで思いつくまま〕
これを、
①今日中にやるべきこと
②今週中でよいこと
③人に任せられること(誰に頼むかの案も)
④やらなくていいこと(理由つき)
⑤実は不安なだけで、行動が不要なこと
の5つに仕分けてください。
最後に、いちばん最初に手をつけるべき1つだけを指名してください。
「で、いくら得するの?」に答えます。以下は月20営業日・社長の時間単価5,000円で置いた場合の目安です。数字はご自身の会社で置き換えてください。
| 比べるもの | 無料プラン | 有料プラン(月2〜3千円) | 研修・伴走導入 |
|---|---|---|---|
| 月のコスト | 0円 | 1人あたり2,000〜3,000円 | 要見積(助成金活用可) |
| できること | 100選のうち7〜8割は試せる | 資料読み込み・画像・長文が快適 | 自社業務に合わせた型づくりまで |
| 効果が出るまで | 自力次第(挫折率が高い) | 2〜4週間 | 初月から社内に定着 |
| 情報の安全性 | 設定を自分で確認する必要あり | 学習させない設定が可能 | 社内ルールごと設計 |
| 向いている人 | まず一人で試したい社長 | 毎日使うと決めた社長 | 社員にも広げたい会社 |
最初からお金をかける必要はありません。ただし「社員に広げる」段階だけは、独学だと必ず止まります。ここが外部に頼るべき唯一のポイントです。
自律型AI(AIエージェント)とは、目的を伝えるだけで、調べる→作る→実行するまでを自分で段取りするAIのこと。100選の各カテゴリが、こう変わります。
| カテゴリ | 今(プロンプトを打つ) | 自律型AIが加わると | 任せる境界線 |
|---|---|---|---|
| 経営・意思決定 | 聞いたことに答える | 競合サイトと業界統計を自分で調べ、月次で提言レポートを提出 | 決定は必ず人。AIは提案まで |
| 営業・マーケ | 投稿文を1本書く | 1か月分の投稿を作成・予約投稿し、反応を見て次月案を修正 | 公開前の最終確認は人が |
| 人・組織 | 面接質問を作る | 応募受付→日程調整→リマインド送信までを自動で完結 | 合否判断・評価は絶対に人 |
| 数字・お金 | 試算表を読み解く | 会計ソフトを毎月見に行き、異常値を検知して社長に通知 | 数値は必ず原本と突合 |
| 文書・会議 | 議事録に整える | 会議に同席し録音→議事録→担当者へタスク配信まで一気通貫 | 社外送信は人が承認 |
| 現場・DX | Excel関数を教わる | 日次データを自分で集計し、日報とグラフを毎朝配信 | 権限は最小限から広げる |
いきなりメール送信やファイル削除の権限を渡さないこと。①下書きまで → ②社内送信 → ③社外送信と、3段階で広げるのが安全です。
暴走したとき誰がどう止めるか、導入前に決めておく。中小企業では「社長のスマホから1タップで停止」くらい単純な方が機能します。
AIが「いつ・何を・なぜ」やったかの記録が残らない仕組みは、トラブル時に説明できません。記録機能の有無で選んでください。
効率化できることより先に、「これは絶対に人がやる」を決める。採用の合否、値決めの最終判断、謝罪の場——ここを守る会社が信用を失いません。
カテゴリ⑦から始めます。献立・旅行・要約。失敗しても誰も困らない場所で毎日触るのが、いちばん確実な上達法です。
カテゴリ⑤へ。週に何時間浮いたかをメモしてください。この数字が、あとで社員を動かす材料になります。
いちばん前向きな社員1人にだけ渡す。全社一斉は必ず失敗します。1人の成功例を作ってから広げるのが鉄則です。
AIはもっともらしい嘘(ハルシネーション)をつきます。数字・法律・固有名詞は必ず一次情報で確認を。
顧客名簿・決算書原本・従業員情報。置き換えるだけで回避できます。社内ルールを1枚作りましょう。
「使えない」と言う人の9割は1往復でやめています。3往復してから評価してください。
研修だけやって現場に丸投げすると、2週間で誰も使わなくなります。1人の成功例が先です。
社外文書は必ず自分の言葉に直す。社長の体温が消えた文章は、相手に伝わってしまいます。
反響のある投稿は構造だけ借りる。文章の複製は著作権の問題になり得ます。
100個あっても、社長が最初に手をつけるべきは1つだけです。業種・人数・今の困りごとから、いちばん効果の出る使いどころを無料で診断します。数分で回答できます。