Copilot 入門ガイド | 活用事例10選

「Copilot、うちにも
要る?」を、今日で判断できる。

Copilotは1つではありません。無料で使えるもの、月2,698円のもの、そして“仕事を丸ごと任せる”自立型まで。順番を間違えなければ、お金をかける前に効果が測れます

案内役はこの子、うごく君。「買ってから後悔」しないための順番を、先回りして教えます。
うごく君より

「Copilotって、結局なに?」――この質問がいちばん多いです。理由はかんたんで、同じ名前のちがう製品が5つ以上あるから。この記事を上から順に読むだけで、次のことができるようになります。

  • 「どのCopilotの話をしているか」を、自分で見分けられる
  • 0円のまま今日から試して、社内で効果を測れる
  • 2026年時点の料金と、誰に配れば元が取れるかがわかる
  • 仕事と私生活、それぞれの活用事例10選をそのまま真似できる
  • 自立型AI(Copilot Cowork)で何が変わるか・何に気をつけるかがわかる
30秒でわかる

まず、「3つのCopilot」を見分けよう

社内の会話がかみ合わない原因の9割はここです。名前は同じでも、値段も対象者もまったく違います。

💬

Copilot Chat
= まず無料で試す

Web上の情報をもとに答えるAIチャット。対象のMicrosoft 365プランを使っていれば追加費用なしで使えます。まずはここから。

🏢

Microsoft 365 Copilot
= 社内データも読む本命

Word・Excel・PowerPoint・Outlook・Teamsの中に入り、自社のファイルやメールを踏まえて働く有料アドオン。月2,698円〜。

👨‍💻

GitHub Copilot
= 開発者専用の別物

プログラムを書く人のためのコーディング支援(月10〜19ドル前後)。事務・営業の話とは完全に別サービスです。

COPILOT GUIDE 2026

Copilotってなに?
ゼロからはじめる導入方法と活用事例10選

パソコンが得意でない方でも、今日から触り始められるように作りました。数字はすべて2026年7月時点のものです。

💡 最初にこれだけ

Copilotとは、Microsoftが提供するAIアシスタントの総称です。大事なのは「入れるか・入れないか」ではなく、どのCopilotを、誰に、いつ配るか。この順番を間違えると、月に何十万円も払って“誰も使わない”という一番もったいない結果になります。

失敗しないための、たった2つのルール

RULE 01

0円のCopilot Chatを、先に2週間使う

いきなり有料版を全社に配るのが最大の失敗パターン。まずは追加費用なしのCopilot Chatで「誰が・どの作業に・何分使ったか」を可視化してから、その人にだけ有料を配ります。判断材料はタダで手に入ります。

RULE 02

「仕事用アカウント」で必ずログインする

個人のMicrosoftアカウントで入ると、社内データを読む機能が一切使えません。会社のメールアドレス(仕事用アカウント)で入るのが大前提。ここを間違えて「使えない」と誤解する人がとても多いです。

うごく君のひとこと「AIを導入したのに使われない」と相談に来る会社の多くは、この2つを飛ばしています。順番を守るだけで、投資額は3分の1になることもありますよ。

2026年の料金早見表 ― いくらかかるのか

すべて1ユーザーあたり・税抜。法人向けは別途Microsoft 365本体のライセンスが必要です。

プラン月額(年払い相当)誰向け?
Copilot Chat0円(追加費用なし)対象のMicrosoft 365プランを使っている全社員。まずここから
Microsoft 365 Copilot Business
(アドオン)
¥3,148
プロモ適用時 ¥2,698
〜300名の中小企業。既にM365 Businessを使っている会社の本命
Business Standard + Copilot Business¥3,523これからM365ごと契約する会社(Office込みのセット)
Business Premium + Copilot Business¥4,797セキュリティ・端末管理まで一緒に固めたい会社
Microsoft 365 Copilot
(大企業向け)
約¥4,497
月$30相当
301名以上/E3・E5環境の大企業
個人向け(Microsoft 365 Personal ほか)¥2,130〜¥3,200個人事業主・家庭用。※社内データ参照は不可
Copilot Cowork(自立型)従量課金(クレジット制)M365 Copilotライセンス保有者。管理者が有効化して初めて使える
GitHub Copilot約$10〜19エンジニア専用。事務職には不要
⚠️ 契約前に必ず確認
Microsoft 365 Copilot Businessの割引価格(¥3,148→¥2,698)は2026年7月1日〜9月30日の期間限定、かつ年間契約・初年度のみの適用です。また2026年7月1日にはMicrosoft 365本体(ベースライセンス)の価格改定が実施されており、総額(TCO)は上がる方向にあります。SKU名や割引率は時期で変わるため、申込直前に必ず公式ページで最新単価を確認してください。

💰 費用対効果の考え方(かんたん計算式)

時給×月に浮いた時間月額料金回収

たとえば時給2,000円の社員が月に3時間浮けば6,000円分。月額3,148円なら約1.9倍の投資対効果です。実際の調査では、使っているユーザーは平均29%の作業時間短縮を実現しているという数字も出ています。一方で、配っただけの状態では利用率が35.8%にとどまるという調査もあり、「配布=効果」ではないことがはっきり出ています。

✕ よくある失敗
従業員20名に全員一律で配布 → 月額約13.2万円・年間158万円超。実際に日常的に使うのは4〜6割、月8時間以上の効果を出すのは3〜4割にとどまる。
◎ 中小企業の現実解
効果が見込める5名(経営者・営業・事務・広報)に絞る → 月額約3.3万円・年間39万円台。まず勝ちパターンを作ってから、横に広げる。

ゼロからはじめる導入方法 ― 4つのステップ

「今日・0円」から始めて、「3か月後・根拠のある投資」に着地させる手順です。

STEP1
所要5分・0円
仕事用アカウントで Copilot Chat を開く

Microsoft 365を会社で契約していれば、追加費用なしで今すぐ使えます。まずは開いてみるところから。

Copilot Chat を開く
やること
  1. 会社のメールアドレスでサインインする
  2. 画面下の入力欄に、日本語で普通に話しかける
  3. スマホにも「Microsoft 365 Copilot」アプリを入れておく
  4. ブラウザにブックマークしておく(毎回検索しない)
⚠️ 偽サイトに注意
「Copilot」で検索すると広告や類似サイトが上位に出ることがあります。必ず上のボタンか、Microsoft公式サイト内のリンクから開いてください。
STEP2
2週間・0円
「自分の1日」から、使う場面を3つ決める

いきなり全業務に使おうとすると挫折します。毎日発生していて・文章か数字を扱う・30分以上かかっている作業を3つだけ選んでください。

🏢 仕事で選びやすい3つ おすすめ
  • メールの返信文づくり
  • 会議のメモ整理・議事録
  • 見積書・報告書のたたき台
🏠 私生活で選びやすい3つ 練習用
  • 役所の書類・制度の意味を解説してもらう
  • 旅行や休日プランの相談
  • 子どもの宿題の「なぜ?」を噛み砕く
最初のコピペ用プロンプト
📋 まずはこれを貼るだけ
あなたは〔業種:例)建設業〕の実務に詳しいアシスタントです。
私は〔役職:例)現場監督〕です。
これから毎日発生する作業を相談します。

【今日の依頼】
〔やってほしいこと〕

【条件】
・専門用語は使わず、中学生にもわかる言葉で
・まず結論、次に理由、最後に具体的な手順
・わからない情報は勝手に決めず、私に質問してください
STEP3
1か月目・少人数から
効果が出た人にだけ、有料ライセンスを配る

STEP2で「明らかに時間が浮いた」人が出てきます。その3〜5名にだけ、Microsoft 365 Copilotのライセンスを付与します。全社一括配布はやってはいけません

配る優先順位(中小企業の場合)
  1. 経営者・幹部 ― 資料作成と意思決定の下調べが多い
  2. 営業 ― メール・提案書・議事録の量が圧倒的に多い
  3. 事務・経理 ― Excel集計とフォーマット作業が多い
  4. 広報・採用 ― 文章生産量が多く、外に出る成果物になる
配る前に整えること(ここが本当の山場)
  • アクセス権限の棚卸し:Copilotは「その人が見られるファイル」を読みます。権限がガバガバだと、見えてはいけない資料まで要約されます。
  • ファイルをOneDrive/SharePointに置く:個人PCのデスクトップに置いたファイルは読めません。
  • 社内ルールを1枚だけ作る:個人情報・顧客名・未公開の数字は入れない、最終確認は人が行う、の2行でも十分です。
⚠️ いちばん多い事故
「共有設定が“全社員”になっていた人事評価ファイル」を、Copilotが正直に要約してしまうケース。導入前の権限確認は必須です。Copilotは権限を破りませんが、もともと緩い権限を可視化してしまいます
STEP4
3か月目・定着
数字で測って、続ける仕組みにする

「配って終わり」だと利用率は35.8%前後で止まります。逆に定着させた会社では、3か月で5,004時間・1,305万円分の削減を数字で示し、アクティブ率100%を達成した事例もあります。差は“仕組み”だけです。

測る指標は3つで十分
  • 月次アクティブ率:配ったライセンス数に対して、実際に使っている人の割合
  • 1日あたりのメール処理時間:導入前後で比較する。いちばん変化が出やすい
  • 1人あたりの月間削減時間:時給を掛ければ、そのまま費用対効果になる
定着させる3つの型
  1. 各部署に1名「Copilotアンバサダー」を任命する(トップダウンの号令より効く)
  2. 週1回15分、「今週うまくいったプロンプト」を共有する場をつくる
  3. 使っていないライセンスは回収し、使う人に付け替える(管理センターで確認できます)
うごく君のひとこと「使い方研修」より「自分の仕事で1回成功した体験」のほうが100倍定着します。研修は“操作説明”ではなく“その人の実作業をその場で一緒にやる”のが正解です。

Copilot 活用事例10選 ― 仕事と私生活、両方で

「反響の大きい使い方」を実務ベースで10個に絞りました。それぞれどのCopilotが必要かも明記しています。

CASE01
Outlook | 有料版が効く
メールの下書き・返信を10分→2分に

いちばん効果が出やすく、いちばん最初に試すべき使い方。Copilot in Outlookなら、届いたメールの流れを踏まえて返信文を作ってくれます。長いスレッドの「要するに何が決まったのか」も一発で出ます。

  • 返信の下書き:トーン(丁寧/簡潔/お詫び)を指定できる
  • 長いスレッドの要約:50通のやりとりから決定事項とToDoだけ抽出
  • 言い換え:きつい文面を角の立たない表現に直す
📋 返信メール用
下のメールへの返信文を作ってください。
【立場】〔自社名・自分の役職〕
【伝えたい結論】〔例:納期を1週間延ばしてほしい〕
【トーン】丁寧だが簡潔に。言い訳がましくしない
【条件】300字以内・件名も付ける・お詫びは冒頭に1文だけ

【元のメール】
〔本文を貼り付け〕
CASE02
Teams | 有料版が必要
会議の議事録・決定事項・ToDoを自動で

Teams会議を録画・文字起こししておけば、終了後すぐに「誰が何を言ったか」「何が決まったか」「次の担当は誰か」を整理してくれます。遅れて参加した会議の「ここまでの話」も途中で聞けます。

  • 議事録の自動生成:発言者ごとの論点まで整理される
  • ToDo抽出:担当者と期限をセットで一覧化
  • 欠席者向け要約:3行版とフル版を作り分けられる
⚠️ 事前アナウンスを
録画・文字起こしは参加者への告知が必要です。特に社外の方が入る会議では、冒頭で一言断るのがトラブル防止になります。
CASE03
Copilot Chat | 0円でできる
長い資料・PDF・契約書を要約して比べる

無料のCopilot Chatでも、ファイルをアップロードして要約・比較ができます(枚数制限あり)。補助金の要綱、仕様書、保険の約款など「読むのが苦痛な文書」の攻略に効きます。

  • 要点の抽出:50ページの要綱から「うちが該当する条件」だけ
  • 2社の見積比較:項目ごとに差額と条件差を表にする
  • リスク箇所の洗い出し:契約書で自社に不利な条項を指摘させる
⚠️ 最終判断は必ず人が
契約・法律・税務は専門家の確認が必須です。Copilotは「読む時間を短縮する道具」であって、判断者ではありません。
CASE04
Excel | 有料版+アナリスト
Excelの集計・分析を、関数を知らなくても

「先月比で落ちている店舗は?」と日本語で聞くだけ。Microsoftが用意する既成エージェント「アナリスト」は、データを見て自分でPythonを書き、グラフまで作ります。関数もピボットも覚える必要がありません。

  • 売上データの傾向分析:曜日別・商品別・店舗別の落ち込み検知
  • 集計表の自動作成:生データを渡すだけで見やすい表に
  • グラフ化:どのグラフが適切かも提案してくれる
📋 データ分析用
このシートのデータを分析してください。
【知りたいこと】〔例:前月比で売上が落ちた要因〕
【出してほしいもの】
1. 気づいたこと 上位3つ(数字つき)
2. 原因の仮説と、その根拠になっている列
3. 明日から打てる具体策を2つ
【注意】推測は「推測」と明記し、根拠の数字を必ず添えること
CASE05
PowerPoint | 有料版が必要
Word原稿から、プレゼン資料を一発生成

「来週の経営会議の資料を作って」で、構成案からスライドまで出てきます。ゼロから作るのではなくたたき台を出させて直す使い方が、いちばん時間が浮きます。

  • Word文書→スライド化:既存の企画書をそのまま資料に
  • 構成案の提案:伝わる順番に並べ替えてくれる
  • スピーカーノート生成:発表時の話す内容まで下書き
📋 資料のたたき台用
〔テーマ〕について、社内提案用のスライド構成を作ってください。
【聞き手】〔例:数字にシビアな役員3名〕
【時間】10分(スライド8枚以内)
【ゴール】〔例:来期予算の承認をもらう〕
【構成】現状の課題 → 数字の根拠 → 打ち手 → 費用と回収 → 依頼事項
各スライドに「タイトル」「本文3行」「話すこと」を付けてください。
CASE06
Word | 有料版が効く
報告書・手順書・規程を「書き直す」

白紙から書くのがつらい文書ほど効果的。過去の類似文書を参照させて「同じ体裁で今回版を作って」が最強です。日本語の推敲・トーン調整も得意分野です。

  • 過去文書を型に:昨年の報告書を参照して今年版を作る
  • 難しい文章をやさしく:現場の人が読める言葉に直す
  • 長さの調整:3ページを1ページに、要点を落とさず圧縮
CASE07
Work IQ | 有料版の真価
「あの資料どこ?」を、社内から探し出す

実はこれが有料版を入れる最大の理由かもしれません。Work IQという仕組みが、社内のメール・Teams・SharePoint・OneDriveを横断して意味で検索します。「去年の◯◯社との値上げ交渉、どう決着した?」で、関連メールと資料をまとめて出してきます。

  • 横断検索:ファイル名を覚えていなくても内容で探せる
  • 経緯の再構成:担当者が辞めた案件の背景を追える
  • 引き継ぎ:属人化した情報の掘り起こしに強い
うごく君のひとことここが無料版との決定的な差です。Copilot Chatは「世の中の情報」に強く、有料版は「自社の情報」に強い。この違いだけ覚えて帰ってください。
CASE08
リサーチツール | 有料版
競合調査・市場調査を、AIに任せる

既成エージェント「リサーチツール(Researcher)」は、Web情報と社内データを組み合わせて、時間をかけた調査レポートを作ります。人が半日かける下調べが、席を外している間に終わります。

  • 競合の動向調査:Web情報を根拠つきでまとめる
  • 提案前の下調べ:訪問先企業の最新情報と話題づくり
  • 業界トレンドの定点観測:毎月同じフォーマットで出させる
📋 商談前リサーチ用
〔訪問先企業名〕について、商談前の下調べをしてください。
【出してほしいこと】
1. 事業内容と、直近1年の動き(出典URLつき)
2. 今この会社が抱えていそうな課題の仮説3つ
3. 当社(〔自社の事業〕)が刺さりそうな切り口2つ
4. 初回訪問で使える質問を5つ
【注意】確認できなかった情報は「不明」と書き、推測と事実を分けること
⚠️ 出典の確認を忘れずに
AIはもっともらしく間違えることがあります(ハルシネーション)。数字・社名・年月日は、必ず出典リンクを開いて自分の目で確認してください。
CASE09
0円でもできる
採用・クチコミ・SNSの文章づくり

外に出る文章は「量」が要ります。求人票、Googleクチコミへの返信、SNS投稿、チラシのキャッチコピー。ここは無料のCopilot Chatでも十分戦えます。

🏢 会社で 効果大
  • 求人票を、応募が来る言葉に書き直す
  • クチコミへの返信文(低評価への対応もトーン指定で)
  • SNS投稿の下書きを1週間分まとめて
  • チラシ・POPのキャッチコピー案を20本
🏠 個人で 練習に最適
  • お礼状・弔電・スピーチの下書き
  • フリマ出品の商品説明文
  • 年賀状・挨拶文の言い回し
  • PTA・自治会の案内文
CASE10
私生活 | 0円でできる
暮らし・学び・翻訳で、まず“慣れる”

仕事でうまく使えない人の共通点は「触っている絶対量が少ない」こと。プライベートで毎日触っている人は、仕事でも自然に使えるようになります。ここが一番の近道です。

🏠 暮らし
  • 1週間の献立と買い物リスト
  • 役所の書類・保険・年金制度の意味を解説
  • 家計の見直しポイント整理
  • 旅行プラン・移動時間の組み立て
📚 学び・翻訳
  • 英語メールの読み書き・翻訳
  • 資格勉強の要点まとめとクイズ出題
  • 子どもの「なぜ?」をやさしく解説
  • 外国籍スタッフ向けの多言語マニュアル作成
うごく君のひとこと「今日の晩ごはん、何にしよう」でいいんです。1日1回話しかける習慣がつけば、3週間後には仕事でも自然に手が伸びますよ。

ここに“自立型AI”が加わると、何が起きるか

🤖 2026年、最大の変化

これまでのCopilotは「聞いたら答える」相棒でした。2026年6月16日に一般提供が始まったCopilot Coworkは違います。目的を伝えると、依頼を複数の工程に分解し、「計画→実行→報告」を数分〜数時間かけて自分で繰り返す。チャット型AIから、タスク委譲型AIへの転換点です。

1
アプリを横断して働くOutlook・Teams・SharePoint・Word・Excelをまたいで情報を集め、成果物を組み立てます。Edge経由でブラウザ操作もできます。
2
途中で軌道修正できる進捗を見せながら進むので、「そこは違う」と途中で言えます。丸投げしっぱなしではありません。
3
中身はClaudeなどの高性能モデルMicrosoftがAnthropicのClaudeモデルを採用して開発。長い工程を破綻させずに走らせるための構成です。
4
数時間規模の仕事が対象「来週の経営会議の資料を準備して」で、情報収集→要約→スライド化→通知まで通します。

⚡ たとえば、こう変わる

経営会議の資料を準備してメール・Teams・SharePointから収集要約スライド化完成通知

人が半日かけていた工程が、席を外している間に“下書き完成”まで進みます。ただし最後に判断して直すのは人。ここは変わりません。

自立型を使う前に、必ず押さえる4つの注意点

1料金が「従量課金」に変わる

Copilot Coworkは月額固定ではなく、タスクの複雑さと使うモデルに応じてクレジットを消費します(1クレジット=約0.01ドル)。まず従量課金で実利用データを取り、必要なら定額プランに切り替えるのが定石です。

2既定でオフになっている

導入しても、IT管理者が有効化し利用範囲を設定するまで誰も使えません。管理センターで課金設定と支出上限を先に構成してください。上限設定を忘れると想定外の請求が起きます。

3権限を超えては動かない

CoworkはEntra IDのそのユーザーの権限内でのみデータにアクセスします。逆に言えば、権限設計が甘い会社ほど危険。導入前の棚卸しが前提条件です。

4全操作が監査ログに残る

どのデータにアクセスし、何を生成したかは統合監査ログに記録されます。ガバナンス上は安心材料ですが、「誰が何をAIに任せたか」が可視化される点は社内で先に共有を。

⚠️ 中小企業へのアドバイス
自立型は魅力的ですが、順番を飛ばさないでください。無料のCopilot Chat → 有料の少人数配布 → 定着の確認、を終えていない会社が自律型に手を出すと、コストだけが増えます。まずは今の業務でCopilotが「使われている状態」を作るのが先です。

効くお願いの仕方 ― プロンプトの「4点セット」

Copilotの精度は、8割が「頼み方」で決まります。難しく考えず、この4つを埋めるだけで結果が変わります。

1
役割誰として答えてほしいか(例:建設業の経理担当として)
2
目的何のために使うか(例:役員会で予算承認をもらうため)
3
条件形式・字数・トーン(例:表形式で・400字・丁寧に)
4
材料元になる情報(社内ファイル名やURL、貼り付けた文章)
✕ 伝わらない頼み方
「売上の資料まとめて」
→ 誰向けか・何のためか・どんな形かが不明。当たり障りのない一般論が返ってきます。
◎ 効く頼み方
「経理担当として、役員会で予算承認をもらうために、添付の売上データを表形式でまとめて。落ちた要因の仮説を3つ、数字の根拠つきで」
→ そのまま使えるレベルで返ってきます。
📋 万能テンプレート(そのまま使えます)
【役割】あなたは〔業種・職種〕のプロです。
【目的】〔何のために使うか〕
【依頼】〔やってほしいこと〕
【条件】〔形式:箇条書き/表/字数〕〔トーン〕
【材料】〔元になる情報・ファイル名〕
【注意】事実と推測を分けて書き、不明な点は私に質問してください。

ChatGPT・Gemini とどう使い分ける?

「どれか1つ」ではなく「どこで何を使うか」。答えは、社内が何で動いているかで決まります。

やりたいことCopilotChatGPTGemini
Word・Excel・Outlookの中で作業◎ 圧倒的△ 貼り付けが必要
社内のメール・ファイルを踏まえる◎ Work IQ○ 設定次第○ Workspace内
Google Workspace環境◎ 統合度が高い
企画・アイデア出し・壁打ち
画像生成・幅広い創作
長文の要約・自然な日本語
導入のしやすさ(M365利用中の会社)◎ 追加アドオンだけ○ 別契約△ 別環境

🎯 UGOKU AIの結論

すでにMicrosoft 365で動いている会社なら、Copilotが最短距離です。新しいツールを覚える必要がなく、今使っている画面の中にAIが増えるだけだから。逆にGoogle Workspace環境ならGeminiのほうが統合度が高く効果が出ます。併用も合理的ですが、最初から両方を全社導入せず、1つずつ少人数で検証してから広げてください。

「使えない」と感じたときのチェックリスト

仕事用アカウントでログインしていますか?
最も多い原因。個人のMicrosoftアカウントで入っていると、社内データを参照する機能が一切使えません。会社のメールアドレスでサインインし直してください。
そのファイル、OneDrive/SharePointに置いてありますか?
個人PCのデスクトップやローカルフォルダのファイルはCopilotから見えません。クラウド上に置くだけで、できることが一気に増えます。
そもそも有料ライセンスが必要な機能ではありませんか?
Word・Excel・PowerPoint・Teams内のCopilotや、社内横断検索(Work IQ)は有料ライセンスが必要です。無料のCopilot Chatは「Web情報+アップロードしたファイル」が主な守備範囲です。
頼み方が短すぎませんか?
「まとめて」だけでは一般論しか返りません。上の「4点セット」を埋めてください。頼み方を変えるだけで、同じライセンスのまま結果が別物になります。
管理者が機能をオフにしていませんか?
Copilot Coworkなど一部機能は既定でオフです。IT管理者が管理センターで有効化して初めて使えるようになります。情シス担当か契約先の販売店に確認を。

安全に、かしこく使うために

1アクセス権限を先に棚卸し

Copilotは権限を破りませんが、もともと緩い権限を可視化します。導入前に「誰がどのフォルダを見られるか」を必ず点検してください。

2入れてよい情報のルールを1枚

顧客の個人情報・未公開の数字・社外秘は入れない。法人向けはエンタープライズデータ保護(EDP)の対象ですが、ルールを決めておくことが現場の安心につながります。

3答えを鵜呑みにしない

AIはもっともらしく間違えます。数字・社名・日付・法律は、必ず出典を開いて確認を。下書きを作る道具と割り切るのが正解です。

4使っていないライセンスは回収

配りっぱなしが最大の無駄。管理センターで利用状況を月1回見て、使っていない人から使う人へ付け替えるだけで、コストは大きく下がります。

よくある質問

無料でどこまで使えますか?
対象のMicrosoft 365プランを利用していれば、Copilot Chatを追加費用なしで使えます。Web情報をもとにした回答、アップロードしたファイルの要約・分析、Copilot in Outlook、Microsoft 365 Copilotアプリまでが守備範囲です。一方で、社内のメールやファイルを横断して参照する機能(Work IQ)や、Word・Excel・PowerPoint・Teams内のCopilotは有料ライセンスが必要です。
Microsoft 365 Copilotに試用版はありますか?
Microsoft 365 Copilot自体の試用版は提供されていません。ただし対象の法人向けプランを使っていれば、Copilot Chatを無料で試せます。これが実質的なトライアルだと考えて、まずCopilot Chatで効果を測ってください。
従業員10名の会社でも意味がありますか?
あります。むしろ人手が限られる会社ほど、1人あたりの時間削減が経営に直結します。ただし全員配布は避けてください。メール量・資料作成量が多い2〜3名から始めるのが現実解です。20名全員に配ると年間158万円超になりますが、5名に絞れば年間39万円台に収まります。
ChatGPTを使っています。乗り換えるべき?
用途が違うので併用が合理的です。M365内の定型業務(メール・文書・会議)はCopilot、企画・分析・創造的な作業はChatGPT、という使い分けが効果的です。ただし最初から両方を全社導入せず、1つずつパイロットで検証してから広げてください。
入力した内容は学習に使われますか?
法人向けのMicrosoft 365 Copilotはエンタープライズデータ保護(EDP)の対象で、企業データが基盤モデルの学習に使われない設計になっています。ただしプランや設定で扱いは変わるため、契約形態に応じて公式ドキュメントの確認と、社内ルールの整備をおすすめします。
パソコンが苦手な社員でも使えますか?
使えます。Copilotの最大の強みは「新しいアプリを覚えなくていい」こと。いつものWordやOutlookの画面にボタンが増えるだけです。とはいえ「ボタンがあるだけ」では使われないので、その人の実際の仕事で一緒に1回やってみる伴走が効きます。
導入したのに使われない、を防ぐには?
研修より「成功体験1回」です。部署ごとにアンバサダーを立て、週15分の共有会を回し、月次でアクティブ率を見る。この3点だけで定着率は大きく変わります。定着施策なしだと利用率が35.8%程度にとどまるという調査結果もあります。
無料AI化診断

「どのCopilotを、誰に配るか」
一緒に決めませんか?

Copilotは、入れる前の設計で結果の9割が決まります。UGOKU AIは現場でAIを回している実践者として、無料版での検証設計から、配布対象の選定、定着の仕組みづくりまで伴走します。まずは無料のAI化診断から。

所要時間は数分です。スマホからそのまま回答できます。